| 『君との距離：雨の日』 | |
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パラパラと、自分的には好きな音が耳に届く 学校帰りの通学路 直径１ｍ強の男物の傘の中 たった、それだけの狭い空間に君がいる 横にいる君との距離は限りなくゼロに近いのに 縦にいる君との距離はとてつもなく遠く感じるのは何でだろう 俺の見る風景と君の風景は違う それをとても寂しく思うけれども 俺が君との距離をゼロにすればいい 君との距離をなくせばいい 傘をさげ二人を外界から遮断する 目の前には君の可愛らしい顔 不意に君の唇にキスをおとす 一瞬にして顔を赤くする君 そんな君を見たいから俺は何度も距離をゼロにする |
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| -完- | |
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